最近さー(毒)

うまいもの話のあとで毒話とはマッチングが絶妙過ぎますが。

最近さー、なんかの話を振ったとき「それは興味ないから知らない」って言う人多くない？すっげー思うんだけど。
興味ないとか好きじゃないとかいうものは一切知らないのかい！って思うのね。
あんたの脳みそは要らないものを自動的に排除してくれる便利な脳みそなんですねー　ってね。もちろん皮肉ですよ。

興味のないことを一切知らないから、最近の若いのは頭が悪くなったんじゃないかなって思うんだよね。
興味がなくてもなんとなく頭に入ってくる情報って、いーっぱいあるべよ？
それを切り捨ててしぼませるか、あるいはそのまま生かしていけるかの違いによって、その人の人間性の幅に違いが出てくるんじゃないかなと思う。

だいたい、自分の興味って何よ。
「こういうことに興味があります」って言ったって、それはその人を大まかにつかまえるための道具程度のもんよ。
実際、興味なんて流動的なものじゃね？
興味ないからいいやって切り捨てることは、私にはもったいなさ過ぎるわ。

前にも似たようなことを書いた覚えがあるけど、何かに興味をもつこと自体はその人が廃人かそうでないかを決めるってぐらい大事なことだと思います。
んだけど、自分の興味はこれ！！って枠決めして、その枠にないものを排除するようなことに、どれだけ価値があるんだろ。
あんたは自分の情報をカテゴライズしないと整理しきれないほどの情報通なのかな？そうは見えねぇけどな。
それとも、俺流あたし流の権威なんだー　っつってひとりでうそぶいてるのかな。そんなやつ腐るほどいて見苦しいわ。実際のところ、どいつもこいつも単なる「自分のカラ野郎」なんだから。

うまくいえないんですけどね、自分に関係ないものを排除する動きが身の回りで物凄く高まってると思うんですよ。日本の社会全体でもそうらしいじゃないですか。
大人たち自身がモデルも示さないで(でもしっかり批判はするんだよね）、年端もいかない若いもんに人生預けて、好きなようにしていいよ、ゆとりの時代だから、って言った結果こうなってるんだと思うんですよね。
流行が全体的に若い人にシフトされて薄っぺらくなっちゃったり、
勉強なんてしなくても私の人生は大丈夫！って勘違いして家でも勉強しなくなってアホちんが量産されたり、
結果、単語でしかしゃべれない失語症みたいな人が増えてきたり、
働かないで楽して生きていきたいーとか、私の求める仕事ってのはこうじゃないーとか思ってる人が増えてる結果、ニートの人口が52万人にもなっちゃったり（いや、「苦労の先に喜びがあるのだ！」とは言わないけどさ、仕事に高望みしすぎじゃないすか？っての。職業を理想化しすぎて、でも情報集めもしないから、自己愛的になるか自信なくすかになっちゃってるように思う。）。
大変よね。

あー私何が言いたかったんだっけ。
興味がないことを切り捨てるほど頭にいっぱい詰まってるわけじゃなし。
とりあえず聞いてみたら？見てみたら？そーいう姿勢って大事ですよ？
ってことかなあ。