資生堂「ドルックス」のラインナップ商品の妙な商品名に興味をもち、意味を調べてみました。フランス語です。
☆ドルックス de luxe(ブランド名)…英語ならdeluxe。贅沢な・豪華な
☆オードルックス(化粧水) eau de luxe 贅沢な水
☆レーデボーテ(乳液)lait de beaute 美のミルク
☆オーデュベール(収斂化粧水)eau de vert 緑の水
☆フレーシュボーテ(さっぱり乳液)fraiche beaute 新鮮な美
☆クレンジングクリーム・ナイトクリーム・アストリンゼントはそのままの品名

なんか、凄くないすかこの名前。めちゃめちゃ雰囲気のある商品名ですよ、これ。
多分ブランド誕生当時からの名前だと思うんですけど、今こうやって見ると、昔の化粧品はどれもワクワクするような名前がついてたのかもね。化粧品を使っていることにリッチな感覚を上乗せしたかった時代だったのかも。(個人的には「美のミルク」こと、レーデボーテのネーミングがツボにはいりました。)
今の化粧品のネーミングって、「ウォータリングマスク」とか「エモリエントローション」とか「毛穴すっきりパック」みたいな、名前で機能がぱっと分かるものが主流じゃないかなと思います。種類がいっぱいあるから、その方がわかりやすい。
でも、そればっかりだと無味乾燥な感じもします。化粧品はいわば肌の機能向上のための道具ですが、ほかの道具と違うのは「きれいになれる!」という充足感を味わえるところですよねやっぱり。
化粧品使ってるとき(ぐらい…)は優雅な気分になりたいものよ。
そこを突いた、イメージに訴えるネーミング。
外資系だとスティラやオリジンズがこういう視点に着目していますが(ボディ用品だとラッシュがほぼ100%このコンセプトじゃなかろうか。へんてこな名前も時にあるけどw)、国産ブランドだと資生堂ドルックス以外あまり見当たりません。

化粧品って、トータルに考えると「美しくなるためのもの」じゃないすか。
肌の弱点克服に頑張るあまり、目の前の問題しか見えなくなっていませんか?
美しくなるためじゃなくて、頬にできたシミを消すためとか、毛穴を小さくするためとか、そういうのが第一目標になってると思うんですよね。
世間の女子の美容における頑張りはスゴイと思います。
だからぜひ、そこを生かして「自分は美しくなるために頑張っているんですっ」という自負をもてればいいんじゃないかなと思います。おいらも含めて(がんばってない歴が長いけど)。
美しさに訴えるネーミング。こういうの、重要視してほしいなぁ。
かといって商品陳列棚が全部イメージに富んだネーミングだったらかなり困るけど。笑。

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