実家からの帰り、地元のパン屋さんに立ち寄ってパンを買う。
チーズ!チーズ!惣菜パン!な私の趣味と、彼の甘い甘いカスタード趣味が対照的に表れてるななんて思いながら、そのまま地元のアイスクリーム屋さんへ。

ありえない行列。しかしこの行列すら見慣れてしまったぞ。
思い立つのも早いが諦めるのも早い僕ら。
「またかよー。」「やめよっか。」「ウン。」
地元に観光グルメスポットが増えて、この店の行列がちょっとでも減ることを願いながら、海沿いに車を走らせる。

穏やかな日本海。こんな天気でこんな海の状態なら、船旅はひじょうに楽しいだろうなと海を見ながら思う。
浜辺にビキニのねーちゃんがいっぱいいた。
茶髪で焼けた肌の人を遠目に見ると、存在自体が茶色い人に見えることに気づいた。

西山の石地海岸で、夕日を見ながらパンを食べた。これ、夕食。
やたら写メで海を撮りまくる女子2人と、ひざまでジーンズをめくりあげて女の子のように水と戯れる男子2人がいた。
「こいつら、声かけちゃって知り合っちゃえばいいのにネ」と、ワクワクする僕ら。
女子が男子の方へ歩き出した。
すれ違いざまに女子が振り向いて男子を見たのに、男子、気づかず。
女子はそのまま海岸沿いをとぼとぼと歩く。
何やってんの!男子!
どこまで歩くの!女子! 
……もしかして、このまま富山まで、とか!?
軽装に見えて実は二人とも肉体派とか!?
アホな類推をめぐらす20代後半男女。
そして、私も後ろから視線を感じました。
私の食べていたチーズフランスを小学生が見つめていました。美味そうに見えたんだね。

潮の匂いをかぎながら、帰途へ。
海で遊びたいなぁ。
彼の実家のほうにある南国の海へ、いざ。

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