血痕奇念日

2005年9月29日
けさ、朝の支度をしながら彼が
「ねぇ、いつ結婚する?結婚記念日っていつがいいかなぁ。」
と、言ってきました。

「忘れちゃうと困るから、キリの良い日がいいね。」と、彼。
「9月はどうよ。9月6日とか。」と、私。
「それって何かの当て字?」と、彼。
「9と6で、くろう。苦労ぉー、なんちゃってー。」と、私。
「だめじゃんそれ!じゃ、おれが考えたやつ。6月9日!」と、彼。
「…はぁ。朝からそんな、シモ系な話題かね。」と、私。
「6と9でロックの日かもよ?…そうじゃないかもだけど。でへへへー。」と、彼。

真剣味の足りないぼくら。(w
しかし、朝っぱらから(まっとうな)夢と希望をふくらまして非生産的な会話をするカップルだってどうかと思いますよ。

先日両家の両親が私の地元で会いました。
これからも末永くよろしくお願いしますという意味の会合です。

バツイチ同士で結婚した私の祖父母。
結納の形式にあんまり興味のない私の両親。
ゼクシィとか結婚賛歌とかいう単語にあんまりそそられない私。
「そっちがそんな感じなら、それでいきましょ」な雰囲気の彼のご家族。
こんな家族が集まったおかげで、「結納品」という名の証拠物品もなく、「結納金」という名の身代金もなく、超シンプルにことが進んでおります。
もしかすると「婚約・結婚指輪」という名の輪っかも、「結婚式」という名の通過儀礼も、「披露宴」という名の資金調達パーティーも、「新婚旅行」という名の現実逃避ツアーもなかったりして…この先。
しかし、いくつかはやってみたい気もします。後学のために(笑)。

「夢がない」と言われたら、「わたしゃ白昼夢は見ない主義でね」と切り返したくなる29歳のある日の午後です。
はっ。そういえば今日は親の結婚記念日でした。

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