読書ざんまい 1さつめ
2005年11月13日読書の秋です。この言葉って外国でも通用するのかしら。
最近本を3冊読み終えました。感想めいたコメントを。
☆「ファッション中毒」
分厚い本ながら、最後までセンセーショナルな内容を楽しむことができました。
「ファッションとはゲームであり、自分のファッションというのはすなわち自分がどのレベルでゲームに参加しているかを他人に示すもの」という記述に、脳みそがしびれました。いいこと言う。
ブランドものを持つ人が増えました。
先日職員旅行に行ったときも、ブランドのバッグをいろいろ見ることができ、大変目の保養になりました。
私ですか?…私は2〜3年前に伊勢丹の新春福引きで当たった黒のナイロンバッグでした。マチが広くとってあって使いやすいのよ。
むだ話でしたな。
私はなんつーか、ブランドものを面倒くさくて持てないタチのようです。
というのも、ブランド物には往々にして、自分のパーソナリティを駆逐する勢いがあるでしょ。それを考えるとめんどくさくて。
例えば、「私、自然が大好きなんですよね。だから農業とかにすごく興味があって云々」なんてなことを優しく語る人の左手首にキラーン!それはカルティエの腕時計ですか!?みたいなことがあったら。
「じゃ、お会計」と言ってカバンから出した財布がシュバッ!それはグッチですか!?みたいなことがあったら。
ブランド品の自己主張は強いです。
強いがゆえに、そのブランドが示す性格をよーくわきまえていないと、どんなにオリジナリティを求めようとも、他人の面前では「売れ筋のブランド品を持ったモトヤマさん(仮名)」としての自分が晒されます。
このへんについての「いや、そーじゃなくて私はこのブランドが好きなだけで、私自身にまで重ねられたら困るわけで…」等々自己弁護することは、考えただけでもめんどくさくなるんです。私は。
まぁこのモトヤマさんのパターンは、本人が望んでもいないのにファッションゲームの土俵に上がらされた、ということですよね。
ブランド品が厄介に思えるときです。
ということで、ブランド品を持つならば「なりたい自分」のイメージと重なるもの、そして何より自分に似合うものを吟味して選ぶのが良いと思います。
「こんなの高級すぎて、気恥ずかしくて持てないや」という意識を、これからも大事にしていきたいですねホントに。
あと、ブランド品を持つこととセンスを磨くことは全然別問題ですよね。わかりきってるけども。
本の話に戻ります。
ファッションイコール「美」じゃないんですよ。
美を求めてファッション業界に足を入れる人への警告って感じもします。
ブームの裏に潜む暗黒の真実!
個人的には、超有名ブランド(いくつも!)が世界レベルで展開している発展途上国での労働者搾取についての記述が痛々しく印象に残りました。もーほんと、しゃれにならないレベルで働かせてますから。
労働者はコストではなく資源である、とのたまった某経済学者の言葉がここでは空しく響きます。
あと、文中は全て実名です。エーッあの人が!とか、ヒョエーあのブランドが!という場面にも何度か遭遇。
おしゃれに関心がある人なら、きっと読み応えがあると思います。
最近本を3冊読み終えました。感想めいたコメントを。
☆「ファッション中毒」
分厚い本ながら、最後までセンセーショナルな内容を楽しむことができました。
「ファッションとはゲームであり、自分のファッションというのはすなわち自分がどのレベルでゲームに参加しているかを他人に示すもの」という記述に、脳みそがしびれました。いいこと言う。
ブランドものを持つ人が増えました。
先日職員旅行に行ったときも、ブランドのバッグをいろいろ見ることができ、大変目の保養になりました。
私ですか?…私は2〜3年前に伊勢丹の新春福引きで当たった黒のナイロンバッグでした。マチが広くとってあって使いやすいのよ。
むだ話でしたな。
私はなんつーか、ブランドものを面倒くさくて持てないタチのようです。
というのも、ブランド物には往々にして、自分のパーソナリティを駆逐する勢いがあるでしょ。それを考えるとめんどくさくて。
例えば、「私、自然が大好きなんですよね。だから農業とかにすごく興味があって云々」なんてなことを優しく語る人の左手首にキラーン!それはカルティエの腕時計ですか!?みたいなことがあったら。
「じゃ、お会計」と言ってカバンから出した財布がシュバッ!それはグッチですか!?みたいなことがあったら。
ブランド品の自己主張は強いです。
強いがゆえに、そのブランドが示す性格をよーくわきまえていないと、どんなにオリジナリティを求めようとも、他人の面前では「売れ筋のブランド品を持ったモトヤマさん(仮名)」としての自分が晒されます。
このへんについての「いや、そーじゃなくて私はこのブランドが好きなだけで、私自身にまで重ねられたら困るわけで…」等々自己弁護することは、考えただけでもめんどくさくなるんです。私は。
まぁこのモトヤマさんのパターンは、本人が望んでもいないのにファッションゲームの土俵に上がらされた、ということですよね。
ブランド品が厄介に思えるときです。
ということで、ブランド品を持つならば「なりたい自分」のイメージと重なるもの、そして何より自分に似合うものを吟味して選ぶのが良いと思います。
「こんなの高級すぎて、気恥ずかしくて持てないや」という意識を、これからも大事にしていきたいですねホントに。
あと、ブランド品を持つこととセンスを磨くことは全然別問題ですよね。わかりきってるけども。
本の話に戻ります。
ファッションイコール「美」じゃないんですよ。
美を求めてファッション業界に足を入れる人への警告って感じもします。
ブームの裏に潜む暗黒の真実!
個人的には、超有名ブランド(いくつも!)が世界レベルで展開している発展途上国での労働者搾取についての記述が痛々しく印象に残りました。もーほんと、しゃれにならないレベルで働かせてますから。
労働者はコストではなく資源である、とのたまった某経済学者の言葉がここでは空しく響きます。
あと、文中は全て実名です。エーッあの人が!とか、ヒョエーあのブランドが!という場面にも何度か遭遇。
おしゃれに関心がある人なら、きっと読み応えがあると思います。
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