「BANZAI」という名のCDをよく聴きます。
ハイ。ウルフルズの10周年ベストCDのことです。

いやーーもーーすげーーね。
トータスの考える男ってマジ泣けるわ。
最近のヒットだと「サムライソウル」がわかりやすいと思います。
どーいう男かというと、ちゃらちゃらしてて、ちょろちょろ動いて、キザなのが見え見えで(このへん、キザ男ではなくて「シャイなんだけど周囲にすぐ感づかれてしまいそうな男」のこともあります)。
こんな感じで存在自体は非常に軽いんだけども、心の中はとっても熱いんだぜベイビー。
そして愛する女性の前ではいっぱしの男でいたいんだぜベイビー。みたいな。
ビバ等身大恋愛ソング!でございます。

「バンザイ」や「サムライソウル」だけ聴いていれば、心にしみる音楽を提供する人たちだと思うんですけど、ご存知のようにそれだけじゃないですよね。
「ガッツだぜ!」や「大阪ストラット」のウルフルズも、存在するってことです。
歌の主人公の人間像はさっきのと同じだと思うんですけど、こういう曲によって「ウルフルズ?……あぁ、お笑い系のやつらだよね?」みたいな認識が生まれてきます。
CDのライナーでメンバーも語っていたのですが、昔でいうクレイジーキャッツのような味も出しています。
おちゃらけているから、バンドとしてはかっこよくないよねー。そんな認識にもよく出会います。

くゎーー!バカモン!!!
スミマセン言い過ぎました(汗
おちゃらけている曲ほど難しいものはないのっっ!

演奏が上手くなければ、曲の内容よりも演奏が気になっちゃいます。
もちろん歌も然り。
肩肘張ってかっこよくやろうとすればするほど、かっこよさが笑うツボを邪魔します(ビジュアル系がいい例で。でもビジュアルさんって風貌が笑えるよね、と言ってしまえばそれまでなんですが。実際そうだけどw)。
その点4人のキャラクター分担が明確化されてるこの人たちはすごいんす。(ちなみに自分がメンバーだったとしたら、ウルフルケイスケの日和見ノリノリ主義みたいなキャラでいたいなぁ。常に笑顔で「おもろいからそれでえーんちゃう??」って言ってそうです彼。笑)

あとねあとね。
この人たちは、音楽の引き出しが非常に多いです。
洋楽好きな人だったら、いたるところで元ネタのパロディを見つけることができると思います。
例えば、「サムライソウル」の「ソウル」は文字通りに魂なんだけども、音楽を聴くとこれがもろ70年代のソウル音楽の踏襲だったりするのよねん。ソウルとソウルをかけているんかい、みたいな。モータウンから近日リリースですか?みたいな。
また、トータスはよくアドリブをかましますが、日本でこれが普通にできる歌手はいったいどれだけいるんだろう。
彼の頭の中は昔のR&Rに、ソウルに、ファンクに、ロックに…たーくさん詰まっています。
この辺のスマートさが大好きだ。

ここまで賛美しまくると、もはや個人の好みの問題ですね。
つまりは、「どんな男がタイプなのか」ってことを、好きなバンドが象徴しているようにも思えますぞ!!(だいぶ強引w
というわけで強引に彼らのイメージをキャラクター化してみたらこんな感じになるんでしょうか。
☆肩肘を張らず、なんでも上手にシレーッとやって見せて、でもそんな器用さを見せびらかすのは自分の美学に反するので、普段はお笑いに徹する男
☆お笑いのもつスゴさというか、底力というか、その辺を分かってる男
☆かっこよく見せなくても、俺は十分かっこいいのさベイビー。そんな余裕のある男
……いいじゃないすかこれ!!!かっこよくね??
こんな人いたら惚れちゃいますね間違いなく。
なんか異性よりも同性に人気がありそうなタイプですね、これ。

以上、いかもの食いの趣味が幸いして恋愛相手にライバルがいたことのない管理人でした。
今日も泣き笑い。

コメント

nophoto
mossunn
2006年3月23日7:18

バンザイは結婚式でみんなで歌った。大学の頃の歌だよね。まだ最近のような気がしてるけどもう6年以上前だっけ。時間の経過って速い。世代を感じる歌だよもう。二十代中盤〜後半の人が好きなんじゃないかな。

tomokorange
tomokorange
2006年3月25日9:30

最近出たアルバムには「バンザイ」の主人公カップルのその後、を歌った歌が入っているそうですよ。

nophoto
はじめさん
2006年3月31日18:14

まぁウルフルズの「ウルフル」は「ソウルフル」からきてるからねー。

4人のポジションなら、僕はトータスかジョンビーのポジションになるかもです。フロントでぐいぐいいくか、後ろからリズムを刻むか、どちらかですなぁ。

僕はあれが好きですね。「がむしゃら〜熱くなれ〜」。

tomokorange
tomokorange
2006年4月2日23:37

へぇ!!<ウルフル語源&メンバー当てはめ

ベストCDの中に「今夜どう?ここまではOK!」というお気に入り曲が入っています。曲中でそれぞれのパートがアドリブを鳴らすのですが、それぞれへのトータスの扱いがおもろかったです。

対サンコンJr:無言→アドリブ後「あー、うっさかった」
対ジョンB:アドリブ中「気持ちは分かるよ、気持ちは」
対ケイスケ:聞こえ始めてすぐ「おっ!おおっ!ナイスカッティング!!」

↑なに、この差(w)。