最近読み終わった本たち。

☆世界中のお菓子あります 〜ソニープラザと輸入菓子の40年
その昔、新潟にもソニープラザの系列店がありました(「プラザイン」のこと)。
初めてその店に足を踏み入れたときの、目の覚めるような興奮はいまだ忘れていません。
店内が目も鮮やかな輸入品の嵐!!当時中学生だった私はワクワクしながら店内を楽しみ、ちょっと珍しい文房具なんかを買っては友達に自慢をこいていたものです。
この本は、そんな目新しい品揃えが売りのソニプラを、「お菓子部門」の専門家が語ったものです。
いまやスーパーでも輸入菓子を安価で取り揃えている日常。
手に入りやすいのはいいかもしれないけどー。でもー。って感じですよね。

☆レコジャケジャンキー!
レコードジャケットにおける「パクリ」を執拗に追い詰めた本です。
いかに、ビートルズの残したアルバムのジャケットがパクられまくったかがウザイほどに分かる一冊。
なかでも、表紙でもパクった「サージェントペパーズ…」のアルバムは、みんな大好きみたいで。
個人的に、この本を買おうという気にさせた、「魅せられた!」パクリジャケットは、
プレスリーのジャケットを露骨にパクった西城秀樹のジャケットでした(露骨ですw)。

☆去年ルノアールで
知る人ぞ知る、せきしろ氏のエッセイです。
もうどうにもとまらない文体です。
東京都内の駅前に降りると、かなり高い確率で出くわす「軽食喫茶 ルノアール」の文字。
私が大学にいた頃は、その字を眺めては「入ってみたいけど、なんか高いのかな…?店内もよくわかんないなぁ…」と色々考えてつい二の足を踏んでしまい、とうとう在学中に行くことはなかったのですが、著者は「ルノアール」の常連さんのようです。
フランスの印象派画家の名前を屋号に冠し、ある種の気高さを感じるこの喫茶店。
大学の頃から付きまとっていたこの店に対するそんなイメージは、この本によって見事に覆されました。
……そこはラメ入りセーター+紫色のヘアカラーのようなおばちゃんや、競馬新聞を片手に寝入ってるようなおっさんたちの巣窟のようです。
実にいなたい店だったのですね。
店名の気高い響きもいまや、むなしく響きます(w)。
いやはや、一刻も早く行ってみたい。

そして今はネルソン・ジョージの「リズム&ブルースの死」(黒人音楽好きにとっては名著!!らしい)を読んでいます。
まだちょっとしか読んでないけど、ストレートな文章が素敵すぎます。
それと同じぐらい裏見返しの著者近影が素敵すぎます。かっけーなこの人。

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