東京本三種
2006年12月10日
この冬休みに大学の同期である親友と東京で会うことになりました。
大学にいた頃は、彼女と月1ぐらいのペースで東京に繰り出していました。
お互いバイトもせず、かといって自宅に引きこもるような学生でもなく、はたまた彼氏がいそうな匂いすら全く漂わない私たちはいつの間にか意気投合し、日がな一日キャンパスをぶらぶらしてました。
で、時々総武線(OR京成線OR西船のりかえ東西線)を利用して東京に行っては金無し珍道中をしてたわけですね。
千葉に住んでると、東京の入り口が必然的に下町になります。
総武線の黄色い電車の路線を見ればそれは一目瞭然。東京都の千葉県側入り口駅は小岩です。
江戸川区小岩。いまだに地名に「江戸」が登場するぐらいですから、雰囲気からしていかにもですね。
横浜とか自由が丘とか二子玉川とか代官山に行くよりも、地理的に近い浅草とか上野とか神保町とか銀座に行く方が楽だったので、必然的に江戸っ子な趣味の人間が出来上がったのではないかなと考えます。
お互いに千葉を離れて地元で働き始めても、年に1度ぐらいは顔を合わせてその辺の街をぶらぶらしていました。最近はお互いに会う機会がなかなかとれなかったのですが、今回は4年ぶりぐらいに顔を合わせます。超久々。
そこで、珍道中の足しになるような東京ガイドブックはないものか?と本屋さんをウロウロしました。ちょっと前に東京に行った際に買ったものも含め、三種類ご紹介します。
ちなみに彼女と私は大学時代、「芸術新潮」とか「AERA」とか「TV.Bros」とか「散歩の達人」などの雑誌を好んで読んでました。
「JJ」とか「CanCam」とか、そういう女子大生なら一度は通る道のような雑誌の類に対しては、「男のことしか考えてなさそうでバッカみたい!」と軽蔑の目をくれていました。
読んでる雑誌で人となりがわかるっていいますよね。
…わかりやすすぎる。モテない上に一筋縄ではいかない系です。トホホ。
まあそんな話はさておいて。
☆まっぷる 東京案内本(昭文社)
「るるぶ」と双璧をなす、観光界の東(か西)の横綱ブランド「まっぷる」。
情報の多さならピカイチ(多分るるぶも同様)。
「とりあえず情報だけあればいいや」という意識をもち、情報化社会の申し子となった現代人にはピッタリです(多分るるぶも同様)。あと、人気スポットに行ってみたい人にとっては非常に役立つでしょうね(多分るるぶも同様)。
その情報を伝える文体は親しみやすく嫌味がなく、しかし書き手の個性もなく、いかにも都会ビギナー向け(多分るるぶも同様)。
この本からは、表参道ヒルズや六本木ヒルズ、そして別格の東京ディズニーリゾートに代表されるような、「新しい」「オシャレな」「キレイな」「明るい」東京観光をがっちりサポートいたします!!!っていうオーラがぷんぷんぷんぷん漂っています(多分るるぶも同様)。
で、私には何が伝わってきたのかというと、「この本、ミーハーだね」という印象(多分るるぶも同様)。
私の結構好きな、古くてダサくて汚くて暗い東京は無視しますというスタイルで悪者に仕立て上げちゃってる感がなきにしもあらず(多分るるぶも同様)。
まぁ、こういった内容の方が売れちゃうんだから、この手の本はこれでいいと思います(多分るるぶも同様w)。
☆トーキョー喫茶時間(交通新聞社)…散歩の達人ムック
雑誌「散歩の達人」を一度本屋さんで手にとって読んでみるとわかるんですが、どの記事も書き手の個性がビンビンに伝わってきます。その土地にこだわりまくった視線を感じます。
そんな感じにひねくれた東京エキスパートの手による東京案内。面白くないわけがない!!
…でも嫌な人は嫌でしょうけどね(るるぶ・まっぷる愛好者とかw)。
散歩の達人はテーマを決めたムックをいくつか出してるんですが、これは喫茶店にこだわったものです。
「街の歴史は喫茶店が語る」と、私は思いこんでる方です。そういう意味でも、風格のある喫茶店(カフェじゃないですよ!)がいくつもある東京は魅力的。
この本では、おなじみの「読みたくなる文章」で数々の喫茶店が紹介されてます。
途中でつづられていた詩に妙な共感を覚えてしまい、思わず目頭が熱くなりました。ホロリ。
☆ミーツ・リージョナル別冊 東京出張(京阪神エルマガジン社)
出版社名でわかるとおり、関西の出版社が東京に目を向けた本です。
これ、すごくいい!!
「関西人サラリーマンが東京に出張する際のガイド本」としてのスタンスが明確です。
私は大阪も大好きなので、この本の比較文化的な目でとらえてるところも面白く感じます。
そしてそして。この本も散歩の達人同様、ライターの個性が突出してます。どうやったらこんな面白い文を書けるんだろう。
決してオシャレ側の立場に寄らず、東京人のシレッとした雰囲気を斬りつつ「東京はこんなところやで」と紹介してます。男性的な視点です。
それにしてもこの雑誌、新潟でも売らないのかなー!
毎回毎回関西地域限定な内容なんだろうけど、それでも読んでみたーい!
東京ガイドブックにはいろんなものがありますね〜。つくづく。
東京がこれだけあるんだから、大阪もぜひ!って思うんだけど、
ビックリするぐらい大阪のは少ないです。圧倒的に京都に負けてるし…。
それと、「るるぶ」「まっぷる」の名誉のために付け加えますが、
東京以外の地域のガイドにはるるぶとまっぷるが手放せません!!w
大学にいた頃は、彼女と月1ぐらいのペースで東京に繰り出していました。
お互いバイトもせず、かといって自宅に引きこもるような学生でもなく、はたまた彼氏がいそうな匂いすら全く漂わない私たちはいつの間にか意気投合し、日がな一日キャンパスをぶらぶらしてました。
で、時々総武線(OR京成線OR西船のりかえ東西線)を利用して東京に行っては金無し珍道中をしてたわけですね。
千葉に住んでると、東京の入り口が必然的に下町になります。
総武線の黄色い電車の路線を見ればそれは一目瞭然。東京都の千葉県側入り口駅は小岩です。
江戸川区小岩。いまだに地名に「江戸」が登場するぐらいですから、雰囲気からしていかにもですね。
横浜とか自由が丘とか二子玉川とか代官山に行くよりも、地理的に近い浅草とか上野とか神保町とか銀座に行く方が楽だったので、必然的に江戸っ子な趣味の人間が出来上がったのではないかなと考えます。
お互いに千葉を離れて地元で働き始めても、年に1度ぐらいは顔を合わせてその辺の街をぶらぶらしていました。最近はお互いに会う機会がなかなかとれなかったのですが、今回は4年ぶりぐらいに顔を合わせます。超久々。
そこで、珍道中の足しになるような東京ガイドブックはないものか?と本屋さんをウロウロしました。ちょっと前に東京に行った際に買ったものも含め、三種類ご紹介します。
ちなみに彼女と私は大学時代、「芸術新潮」とか「AERA」とか「TV.Bros」とか「散歩の達人」などの雑誌を好んで読んでました。
「JJ」とか「CanCam」とか、そういう女子大生なら一度は通る道のような雑誌の類に対しては、「男のことしか考えてなさそうでバッカみたい!」と軽蔑の目をくれていました。
読んでる雑誌で人となりがわかるっていいますよね。
…わかりやすすぎる。モテない上に一筋縄ではいかない系です。トホホ。
まあそんな話はさておいて。
☆まっぷる 東京案内本(昭文社)
「るるぶ」と双璧をなす、観光界の東(か西)の横綱ブランド「まっぷる」。
情報の多さならピカイチ(多分るるぶも同様)。
「とりあえず情報だけあればいいや」という意識をもち、情報化社会の申し子となった現代人にはピッタリです(多分るるぶも同様)。あと、人気スポットに行ってみたい人にとっては非常に役立つでしょうね(多分るるぶも同様)。
その情報を伝える文体は親しみやすく嫌味がなく、しかし書き手の個性もなく、いかにも都会ビギナー向け(多分るるぶも同様)。
この本からは、表参道ヒルズや六本木ヒルズ、そして別格の東京ディズニーリゾートに代表されるような、「新しい」「オシャレな」「キレイな」「明るい」東京観光をがっちりサポートいたします!!!っていうオーラがぷんぷんぷんぷん漂っています(多分るるぶも同様)。
で、私には何が伝わってきたのかというと、「この本、ミーハーだね」という印象(多分るるぶも同様)。
私の結構好きな、古くてダサくて汚くて暗い東京は無視しますというスタイルで悪者に仕立て上げちゃってる感がなきにしもあらず(多分るるぶも同様)。
まぁ、こういった内容の方が売れちゃうんだから、この手の本はこれでいいと思います(多分るるぶも同様w)。
☆トーキョー喫茶時間(交通新聞社)…散歩の達人ムック
雑誌「散歩の達人」を一度本屋さんで手にとって読んでみるとわかるんですが、どの記事も書き手の個性がビンビンに伝わってきます。その土地にこだわりまくった視線を感じます。
そんな感じにひねくれた東京エキスパートの手による東京案内。面白くないわけがない!!
…でも嫌な人は嫌でしょうけどね(るるぶ・まっぷる愛好者とかw)。
散歩の達人はテーマを決めたムックをいくつか出してるんですが、これは喫茶店にこだわったものです。
「街の歴史は喫茶店が語る」と、私は思いこんでる方です。そういう意味でも、風格のある喫茶店(カフェじゃないですよ!)がいくつもある東京は魅力的。
この本では、おなじみの「読みたくなる文章」で数々の喫茶店が紹介されてます。
途中でつづられていた詩に妙な共感を覚えてしまい、思わず目頭が熱くなりました。ホロリ。
☆ミーツ・リージョナル別冊 東京出張(京阪神エルマガジン社)
出版社名でわかるとおり、関西の出版社が東京に目を向けた本です。
これ、すごくいい!!
「関西人サラリーマンが東京に出張する際のガイド本」としてのスタンスが明確です。
私は大阪も大好きなので、この本の比較文化的な目でとらえてるところも面白く感じます。
そしてそして。この本も散歩の達人同様、ライターの個性が突出してます。どうやったらこんな面白い文を書けるんだろう。
決してオシャレ側の立場に寄らず、東京人のシレッとした雰囲気を斬りつつ「東京はこんなところやで」と紹介してます。男性的な視点です。
それにしてもこの雑誌、新潟でも売らないのかなー!
毎回毎回関西地域限定な内容なんだろうけど、それでも読んでみたーい!
東京ガイドブックにはいろんなものがありますね〜。つくづく。
東京がこれだけあるんだから、大阪もぜひ!って思うんだけど、
ビックリするぐらい大阪のは少ないです。圧倒的に京都に負けてるし…。
それと、「るるぶ」「まっぷる」の名誉のために付け加えますが、
東京以外の地域のガイドにはるるぶとまっぷるが手放せません!!w
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