昨日学習参観で1年生を相手に、健康な生活習慣の大切さの授業をしました。
健康な生活は、体だけじゃなくて心にも頭にもいい働きをすること。
自分の生活習慣を振り返ることは大事だということ。
生活習慣の問題点を見つけて直そうとがんばる人は偉い!ということ。
などなどを、ppt資料を用いながら、ものすご〜〜くかみ砕いた言葉で話しました。
1年生の子たちが飽きることなく授業についてきてくれたこと、担任の先生に上手く補足してもらえたこと、感想をびっしり書いた子が多かったこと等々、なんかもう感謝感激な授業でした。

学習参観のあとは、生活習慣について保護者の方々との懇談会をもちました。
そこで「うちの子、冬場は起きるのが本当に遅くて…全然起こしても起きないんですよ。どうしたらいいんでしょうかね?」という質問をうけました。
就寝時間の問題かな…朝の着替えや洗顔はちゃんとできるのかな…等々資料をめくりながら必死に答えを出そうとしていると、隣りにいた先生が「私、答えてもいいですかね?」と、助け舟を出してくれました(照)。

「うちの子どもの場合ですけど、私はこうしています。」
先生が語り始めました。
「起きない子どもを前にして、親である私も、必死に起こそうとします。
うちの近所では登校班の集合時刻が決められているし、親の私たちも出勤時刻がありますからね。
具体的には、布団からそのままかついで持って行きます。そうやって食卓まで連れて行っても起きない場合は、玄関に放り出します。
『あんたより小さい子だって、集団登校に遅れないようにしっかり朝ごはんを食べて、学校に行く準備をしてるんだよ!
時間になっても起きられないなんて言ってグダグダしているような子には、朝ごはんなんて要らない!
そうやっていつまでもぐずぐずしてなさい!!』というような感じで、かなり強い口調で叱りつけます。
子どもは、めそめそ泣きながら登校の準備を自分で始めますよ。
そうやって生活習慣の重要さを知って、自立した生活を身につけていくんじゃないんですか?
生活習慣がなかなか子どもに身につかないという話をよく聞きますが、ご家庭では親として子どもと真剣に向き合って、伝えようとしているでしょうか?
まずはお子さんと真剣に向き合うことが大事ではないかと私は考えます。」

私も指導者として懇談に呼ばれたはずなのに、その先生の話に聞きほれ、
うっかり涙をこぼしそうになりました。

子どもを本気で叱れる親が減りました。
それは、親の自分にとって、いつもカワユイ存在でいてほしいから?
それとも、一見建前じみたことを今さら子どもに伝えるのが面倒くさいから?
子どもをもたない私には、まだ憶測でしか言えないことですが、実際に怒れない親から派生したメチャクチャな子どもは今までの経験でそこそこ目にしています。
ずっと可愛がりたいならペットでも飼えっつの!
ホント、子どもってこんなときいつも親の犠牲者なんですよね。かわいそう。

今日読み終えた本(崩食と放食)の内容にも合致するところがあったので、書きました。
最近めっきり活字中毒です。
次に読む本を確保して読書にふける毎日。
爆笑問題の太田光(膨大な量の本読みで有名ですね)が「俺は、どんなブスでもどんな嫌な奴でも、そいつが勧める本があったら、本だけは読もうと思う。とにかく本に対する偏見は全然ない」というようなことを以前TVで言っていました。
活字のかたまりがあると読みたくなる最近、太田氏の言うことに共感できつつあります(w)。

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