今の勤務校での勤務最終日。
さみしいなぁと思いながらも、朝からテキパキと片付けモード。
こんなに広い保健室に出会えることは、もしかすると今後はもうないかもしれない。
なんたって教室と同じ大きさでしたから。大抵のことは保健室でできましたから。
写真に収めて去ろうかな…いや、目に焼きつけよう。

そうこうしているうちに、学校を出る時間に。
午後から異動先の学校で引継ぎをするため、午前中でこの学校とはサヨナラでした。
後任者に宛てた応援の手紙(といっても大ベテランが後任として来るので、そんなに心配してないんですがw)をデスクに忍ばせ、校長先生にご挨拶。職員室の皆さんにご挨拶。

玄関で皆さんに見送られ、涙をこらえる。
車に乗って走り出した途端に、こらえた涙があふれ出す。
ヒックヒックと泣きながら、約70キロの道のりを次の行き先に向けてゆく。
途中で2回、峠を越える。生活圏も文化圏も全く違ってくるはず。

峠を越えたら街が見えた。
明日から私も、ここの市民になるんだな。
今までの地には一人で来て、そこで出会って結婚して、二人で今までの地を出て、二人でここの市民になるんだな。
しみじみと思いました。

4月からのガッコは、狭くてボロボロだけど、人々はあったかかった。
こっちの地方の人はいい人だって聞くけど、そうなのかも。
保健室も狭くて暗いけど、とりあえず必要な設備はあるし、落ち着く。
引継ぎを受けながら、「ここはこうした方がいいかな」とか「ここに、あれを置けるな」とか、いろいろひらめいた。
以前の引継ぎでは不安ばかりが頭をよぎったけど、今回はそれほどでもなかった。
ルンルン気分で引継ぎを終え、またもや峠を2つ越えて、引っ越し準備に追われている自宅へと戻ってきました。

今まで研修面で苦労してきた分、こっちではゆったりできそう。
と…いうことは、ちょっとは力がついたのでしょうか?
いかんいかん。楽だと思ったら、自分がそこから成長できなくなってしまう。自分で目標を立てないといけなさそうです。

同僚が卒業アルバムに書いていた言葉を思い出す。
「疑うものは自分の限界。信じるものは自分の力!」
がんばるぞー!

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